「太平洋戦争の大嘘」
ダイレクト出版
著者
藤井厳喜 国際政治学者、国際問題アナリスト
1952年8月5日生まれ 70歳
シンクタンクを立ち上げ、主にアメリカ国内の情報を分析し国際関係を読み解いています。
本書は「太平洋戦争をどうとらえるか」に関しての証言である
それは、米国の勝利、日本の無条件降伏という結果ですが、それがすべてではありません。
日本が先制攻撃を加え、だまし討ちをしてきたのだから、悪。
悪を終わらせるための米は正義であり、原子爆弾もやむなし。
これは、戦勝国・連合国側がこれまで唱えてきたことです。
ほとんどの人は、このような見方を受け入れていると言っていいでしょう。
歴史に限らず、どんな分野でも勝った側の説明が定説になっています。
でも、それは必ずしも真実とは限りません。勝ったがゆえに、不都合な真実は覆い隠されているかもしれません。
あるいは、歪められているかもしれません。
少なくとも、両者が主張していることを、証拠とともに検証しなければならないでしょう。
本書は、勝者が唱えてきたことに反論するものであり、フーバー元大統領の証言をもとに太平洋戦争の真相を明らかにするために書かれました。
定説を鵜呑みにするのではなく、少なくとも定説に異議を唱える側にも目を向けるべきではないでしょうか。
主な内容
【はじめに】
フーヴァー大統領の『フリーダム・ビトレイド』が明らかにしたルーズベルトの裏切り
フーヴァーの勇気ある告発ールーズベルトは誰のために戦争を始めたのか
ルーズベルト神話は、いまだアメリカ社会に根強く生きている
【第1章】
アメリカは日本を仮想敵国とした戦争計画「オレンジ・プラン」を作っていた
日米は、どこかの段階でぶつからざるを得ない運命にあった
アメリカはなぜ、日英の蜜月関係を終わらせたかったのか
日米関係はずっと悪くなかった
アメリカは、日本が中国大陸の利権を独占するのが許せなかった
【第2章】
日本に対する宣戦布告なき戦争が、静かに始まっていた
スターリン、チャーチル、将介石には、ルーズベルトとの深い関係があった
ルーズベルト家は、チャイナ貿易で財を成した家系だった
かくして、アメリカは開戦に踏み切った
「戦争を始めたいという狂人の欲望」が日米戦争を引き起こした
歴史から消し去られたフーヴァーの功績
世界経済を立て直すための経済サミットを、ルーズベルトが潰してしまった
なぜ、ルーズベルト大統領は戦争を望んだのか
フーヴァーとマッカーサーの会談で何が話されたのか
最大限譲歩した和平交渉は、拒絶された
議会にアメリカの宣戦布告を求めたルーズベルトの欺瞞
フーヴァーは、共産主義の脅威と戦うことに生涯をかけていた
アメリカ国民は本当の歴史を知らされていない
チャイナは、あらゆるものが戦争の手段となる「超限戦」を仕掛けている
フーヴァー大統領への期待と失望
世界経済を立て直すための経済サミットを、ルーズベルトが潰してしまった
フーヴァー研究所を創設して、アメリカの保守主義を支える
【第3章】
無条件降伏の要求が、戦争を無駄に長引かせ、より残酷なものにした
広島・長崎への原爆投下がなくても、日本は降伏していた
日本に無条件降伏を呑ませるための切り札
第二次世界大戦の本当の勝者は誰か
チャイナを労せずして得た毛沢東
ルーズベルト大統領3つの大罪
原爆投下は、新世界におけるアメリカの覇権を誇示するものだった
トルーマンが、ソ連対日参戦の前に戦争を終わらせたかった理由
最大の犠牲者を出したソ連が、第二次世界大戦で得た最大の成果
【終章】
日米がもし戦わなかったら?世界地図は全く異なるものになっていた
日本はイギリスとの戦いだけなら勝機があった
大英帝国の運命を握っていたのは、ドイツではなく日本だった
ヨーロッパは、ナチス・ドイツとソ連の支配が温存された
チャイナは分断国家となっていた
【終わりに】ヤルタ協定を徹底批判したブッシュ・ジュニアの演説
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