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10月, 2023の投稿を表示しています

読み書きは人間だけに与えられた贈り物 神様から与えられた能力とその楽しみ方

読み書きは生きるだけなら必要ない 人間は、食べて、眠って、恋をして、子供をもうけて、歳を重ねていく。生き物としては、そういう根源的な部分は、だれにでも備わっています。でも、それだけなら、動物とあまり変わらないでしょう 。 人間は動物と大きく異なっている では、人間が動物と大きく異なっているのはどんな点でしょうか。いろいろな点でちがいます。 動物は食べますが、耕したり不必要に蓄えたりはしません。動物も、生殖のために異性と関係を持ちますが、それ以外に楽しみのために関係をもったりしません。まあ、すべての動物について調べた訳ではありませんが、おそらくそうです。 それ以外にも、ちがうところはたくさんありますが、ただ生きていくだけではない部分が人間が人間である意味なのかなと思います。 読み書きは素敵な贈り物 ただ生きていくだけではない部分の一つが、読み書きです。実際、動物は単に情報を伝えるだけでも文字を書いたりはしません。おそらく、声やしぐさでコミュニケーションを取っているのでしょうが、人間のように文字で意思を伝えるという抽象的な能力はないはずです。 わたしたちは教育されなければ文字を読んだり、書いたりすることはできませんが、そのようなプログラムが先天的に備わっていることはまちがいないでしょう。これは進化してそうなったのではなく、初めから神様が人間に与えられたすばらしい能力・贈り物です。 その贈り物とも言える読み書きの能力を使うかどうかは各自の自由です。学生だと、卒業するためには読み書きが必要です。その後もビジネスや生計を立てるために、読み書きは最低限必要だという人が多いでしょう。 でも、それ以上は必要ないと感じている人が多いでしょう。それは心を癒したり楽しむために文章を読んだり、書いたりすることです。わたしは本を読んだり、書いたりする人がそうしない人より立派だとか優れているとは思いません。農耕や漁に勤しみ家族を養い社会に貢献している人もいます。必要最低限の読み書き以外にはされないかもしれません。それはそれで良いのです。 必要ではないけど、楽しむ ただ生活していく上で読み書きが絶対必要ではない人々であっても心を癒したり楽しむために読み書きをする人がいます。たとえば聖書や万葉集に見る読み書きの楽しみです。 聖書を例に取ると40人ほどの男性が筆記しましたがそのうちの一人であるアモス...

男はつらいよ! マドンナの魅力に迫る!

男はつらいよシリーズは、日本映画の至宝とも言える作品です。渥美清が演じる主人公・寅さんの愛すべきキャラクターと、彼を取り巻く個性豊かな人々の姿に、多くの人々が惹きつけられる、心を打たれ、そして笑い転げてきました。そして、寅さんが出会うマドンナたちも、作品の魅力の一つとして忘れてはならない存在。そこで、今回は男はつらいよのマドンナたちにスポットを当て、彼女たちの魅力に迫ってみたいと思います。 どのマドンナが好き? 男はつらいよシリーズには、数々の素晴らしい女優が出演しています。その中でも特に印象的なマドンナたちを見てみましょう。 清純派の代表!吉永小百合 吉永小百合さんは、男はつらいよシリーズで寅さんの恋人・歌子役を演じました。彼女の清楚な容姿と品格ある演技は、清純派の代表として多くの人々に憧れられました。歌子は、寅さんと出会ったことで自分の幸せを見つけようとするが、父親や夫との複雑な関係に悩む女性でした。吉永小百合さんの演技が、歌子の心情を繊細に表現しています。 俳優座の名女優!栗原小巻 栗原小巻さんは、男はつらいよシリーズで寅さんの恋人・春子役と真知子役を演じました。彼女は、俳優座のトップ女優として数々の名作に出演しています。春子は、幼稚園の先生として子どもたちに愛されるが、父親との確執に苦しむ女性でした。真知子は、小学校の先生として島で暮らすが、女性としての自分に自信が持てない女性でした。栗原小巻さんの演技が、春子と真知子のそれぞれの魅力を引き出しています。 銀幕スター 倍賞美津子 倍賞美津子さんは、男はつらいよシリーズで寅さんの大学時代の恋人・秀子役を演じました。彼女の美しい容姿と存在感は、まさに銀幕のスターと呼ぶにふさわしいものです。寅さんと秀子の切ない恋愛模様は、多くの人々の心を揺さぶりました。倍賞美津子さんの演技力と魅力が、この作品をさらに引き立てています。 個性派女優の代表!原田美枝子 原田美枝子さんは、男はつらいよシリーズで寅さんの大学時代の友人・八重子役を演じました。彼女の個性的な演技と独特の存在感は、作品に新たな魅力を加えました。八重子のお茶目な一面や、寅さんとの微妙な関係は、原田美枝子さんの演技力によって生き生きと描かれています。 マドンナ以上の存在感 渥美清との相性抜群!「さくら」こと倍賞千恵子 倍賞千恵子さんは、男はつらいよシリーズで寅さん...

村上春樹とノーベル文学賞をめぐる話

村上春樹 2023年もノーベル文学賞ならず 村上春樹さん、ノーベル文学賞の受賞ならず ハルキストたちは落胆「そろそろ受賞させてください」(読売テレビ)  #Yahooニュース https://t.co/PKxb9RNSTK — ふきんとう (@mi26an) October 8, 2023 2023年も逃す 毎年、今年こそは村上春樹がノーベル文学賞を取るのではないかと期待が高まります。 だが、残念ながら今年も村上春樹は受賞に至りませんでした。 受賞したのは ノルウェーの劇作家・ ヨン・フォッセ 氏。2022年は フランスの女性作家・アニー・エルノー さんでした。 マスコミやハルキストたちは、毎年「今年こそは」と大騒ぎするのですが、じつは正式にノミネートされていることは50年間は公表されないんですね。村上春樹は2006年から最有力候補と言われている訳ですが、2056年にならないと2006年に候補に挙がったかどうかもわからないのです。ブックメーカーなどが最有力候補として挙げているので、少なくとも期待値がとても大きいことは間違いありません。 ノーベル文学賞の理念 ノーベル文学賞はどんな作家が受賞するのでしょうか。 『文学の分野において、理想主義の方向性をもつ最も傑出した作品を創作した人物』 に授与するようにというノーベルの遺言が基準となっています。しかし、この文言だけでは、抽象的で分かりにくいですね。これまでの受賞理由を見ても、一体何が「理想主義の方向性を持っている傑出した作品」なのかはよくわかりません。 これまでの受賞作家たちと比べても、村上春樹は知名度や売り上げにおいては傑出している作家の一人と言えますが、通俗的、娯楽的な要素が強いことがマイナスになっているかもしれません。 村上春樹のこれまでの著作 村上春樹は、日本を代表する小説家・翻訳家です。1979年に『風の歌を聴け』でデビューしてから、多くの作品を発表してきました。その中には、『ノルウェイの森』や『1Q84』などのベストセラーもあります。村上さんの作品は、50ヵ国語以上に翻訳されており、世界的にも高い評価を受けています。代表作と発行部数は以下の通り。 ( 村上春樹の売り上げ&発行部数ランキングが気になる|なおひと (note.com) より) 代表作と発行部数 1. ノルウェイの森 1000万部 2. IQ8...